林檎のせい

只今KSCEの西の窓からは快晴の下の三条河原町が見えます。
降り続いた雨がやっと止んで、小春日和な昼休みです。
みんなマッタリと過ごしています。マッタリ過ぎです。
Min先生とHassyは、やっぱり「動物の森」。Kid先生は、もうほんっと相変わらず、「ダーリンダーリン」･･･。そして、先週木曜の醜態事件以来この一週間不健康なほどに健全な毎日を送っている私は、事務スペースが健全に気持ちよすぎて、離れられません。読みかけの本を読もうとするのですが、「小春日和を堪能せえ」との身体的な命令に逆らうことができず、ついボーっとしてしまっております。でも確かに、この小春日和には似合わない。Kid先生が苦笑して当然、読んでるのは、キルケゴール。

つまり、
絶望は、まったく弁証法的なものなのであるから、
病ではあるけれども、それに罹ったことがないというのは
最大の不幸であり――それに罹るのが真の神の恵みである
といえるような病である。もっとも、もしひとがこの病から
癒されることを欲しないなら、この病はなによりも危険な病
となることはいうまでもない。

そう、先週このブログに告白したとおりの、スーパースター降臨＆惨劇＆自己嫌悪からもう早や一週間。この間私は「夜間ジブン閉じ込め」に励みました。要は自主謹慎なんですけど、閉じ込めるために、久々に頑張って勉強することにしたのです（でもBGMはあくまで私のスーパースター；モーモールルギャバン）。夜の早い時間は有機的なもの、それがキルケゴール→遅い時間は無機的なもの、「新TOEIC・900点突破対策」。こっちの順番のほうが、夜よくあっさりと眠れます。いたって健康的な朝を迎えることが出来ます。この順番が逆だと、頭がグルグルして寝付けないことになってしまうので、余計に不健全です。

突然ですが、これ、Hassy投稿の、名づけて、「サタデーナイトフィーバー海星」です（笑）　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
只今、この写真をアップしてくれている真剣な表情のMin先生を尻目に、私とHassyはガールトークが花盛りです（ちなみに私は元・ガールですが…）。Min先生、ごめんなさい。

あっ、もう16時になってた。
Manina

スーパースター

自己嫌悪なんてしょっちゅうある。でも、昨日の私は本当に本当に最低の、卑小な悪魔でした。

ここにスタッフとして雇われていながら、こんなことを告白するなんて、モノスゴイ恥さらしに違いない。でも、こんな気持ちと無縁でない誰かがこの告解を読んでくれたら嬉しい。

私は昨日、大好きなバンドのライブに行きました。で、もう遠い昔に20歳以上になっているので、そこでお酒を飲みました。いっぱい飲みました。ライブが終わった後で、そのバンドのリーダーさん（変態牧師さん）も我々の席に加わりました。私はこの方の大ファンですので予想外の展開に一人でとてもテンパってしまいました。彼の前で不覚にも酔っている自分がとても恥ずかしかったのですが、その恥ずかしさをごまかすために、また余計にグイグイお酒を飲んでしまいました。でも、しばらくすると、そんな風に「ごまかす」という行為をやっている自分が自分で耐えられなくなり、「ごまかしている」ということを「ごまかす」ために、更にどんどん飲んでしまい、ものすごく酔ってしまいました。遠藤周作が『真昼の悪魔』のなかで、「悪魔は埃と同じ」というようなことを書いていましたが、本当にそうだ!と、この降り積もっていく「ごまかし」という自分の中の悪魔を感じました。ごまかしている後ろめたさを隠すために、口の中が泡だらけになるくらいベラベラ喋りまくり、ここでは決して言えないようなこともしてしまいました。せっかくスターに会えたのに、最低な自分でした。そうやってごまかした分の卑小な私は、今朝、モノスゴイ頭痛と吐き気に変身を遂げて、しっかりと私のもとに返ってきました。

坂口安吾は太宰治の二日酔い的な文学を批判して「虚弱」と呼びました。罪を犯し続けていないと聖なるものを意識していられないなんて、私も間違いなく「虚弱」だと自分で自分を分析します。でも、これからは、そんな「虚弱」をごまかすのではなく、ちゃんと向き合って乗り越えていきたいと思う。乗り越えるために、ちゃんと努力をしたいと思う。強くなって、そうしたら、もし許されるならば、もう一度彼の歌声を聞きに行きたい。

私はあなたの強く光る　まなこ思い出すけれど
もしも会えたとして　よろこべないよ
か弱い今日の私では
これでは　いやだ

―って、椎名林檎が歌ってた。

明日はあなたを燃やす炎に　向き合うこころが欲しいよ
もしも会えたとして　誇れるように
テレビの中のあなた
私のスーパースター
（「スーパースター」by東京事変）

あなたにも、スーパースター、いますか？
Manina

続・ダーリンダーリン

うわああんっ、もう勘弁してくれ!!!
と言いたくなる。コンビニ行っても、商店街でも、KSCEでも「ダーリンダーリン」。今もまたKid先生が聴いていました。流行りすぎでしょ、Mr.Childrenさん。もともとサビが大きく盛り上がる曲が苦手な私はもうさすがに疲れてきました。

でもこの歌詞が頭にあるせいで、2年近く前に見た映画のことを思い出して懐かしくなり、昨日また観てしまいました。BjorkやFooFightersの美しいビデオを作っているミシェル･ゴンドリーが監督の『Eternal Sunshine』。みんなも多分耳にしたことのある「oh, my darling, oh my darling, oh my darling Clementine …」っていう米国の古い歌に出てくる女性と同じ名前の女性が主人公で、業者に頼んで恋人の記憶を消してしまう物語です。観るのは2度目なのに、やっぱり切なくて切なくて、でも笑ってしまう、映像の巨匠の名作です。きっとまた近いうちに見てしまう、か、DVDを買ってしまう予感がしています。

それにしても…
もし本当に、「あなたの辛い記憶、消します」という商売があったら、儲かるのだろうか。私にも思い出すたびに辛い記憶はいくつかあるけど、そしてその真っ只中にあるときは過去をピンポイントで消去できたら楽になるのにと考えもしたけど、それらの辛い記憶も自分の一部だと思うと「消したい」とまでは思わない。でも、前回このブログ上に書いた「うずら」の一件などを思うと、ひょっとしたら、過去に私もこの業者のお世話になっているかもしれない…と少し本気で疑ってしまう。昨夜は『Eternal Sunshine』を観ながらそんなことを考えていました。

ダーリンダーリン…
ミントクリームは諦めました
M先生の真面目な書き込みの後にゴメンナサイ
Manina


　

紅葉と過去の謎

2週連続、雨降りの月曜日です。
お外はしょぼしょぼしとりますが、KSCEは今日も一日わいわいと賑わっていました。
すべての授業が終わり、いまはK先生主導のもと、明日の紅葉観賞のためのおやつ
作りにみんな精を出しています。
こんな感じ（↓）


今日の雨で落ちてしまわないことを祈っています。

関係ないことですが、私には今年の紅葉の季節に入ってからずっと困惑していることが
あります。それは、去年のこの時期の自分に関する記憶です。去年のこの時期、私は
友人と共に箕面の滝に紅葉を観にいきました。その帰り道、紅葉に囲まれて下山しな
がら私たちは「クリスマスに何が欲しいか」ということを話し合いました。それまでのことは、
とってもハッキリと憶えているのです。しかし、どんなに一生懸命に考えても、どうしても
思い出せないのです;なぜ自分がそれからずっと「うずら」をリクエストしていたのか、その
理由が。間違いなく私はそれからしばらくの間、その友人に反対されながらも、市街地
マンション13階の我が家のベランダに土を敷き詰めて「うずら」を飼育する計画を本気で
立てていました。それはその計画に必要なものをその都度友人に報告するメールが残
っているので間違いないのです。でも、なぜ自分がそんなに懸命に「うずら」をリクエスト
していたのか、その理由だけが思い出せないのです。
結局そのベランダうずら飼育計画は、まっとうな友人の説得により実現しませんでした。
しかし、「ベランダでうずらを飼いたい」なんて、なんの理由もなしには思いそうにないこと
を、自分はなぜしつこく願っていたのか･･･。それが思い出せないなんて、意識野にの
ぼるのを許さないくらいのショッキングな理由が「うずら」に関わっているとは思えないの
ですが･･･。あったのかなあ･･･。古い油の匂いがする箕面の滝名物の「紅葉かりんとう」
をボリボリ食べながら、私に何が起こったのか。謎です。

こんなことって、あります？
紅葉から枝分かれした、どうでもよい個人の謎でした。
Manina

in Autumn

　みなさま、おひさしゅうございます！
寒くなりゆく季節を、いかに楽しく過ごすか工夫中の日々でございます。

　さてさて、先週の水曜から我々ドリームジャーニー隊はクリスマスにむけて「教室めちゃ美化計画」を進行中でございます。夏の裁縫を活かしてあるモノを製作中です。
明日も、そのあるモノを製作します。

　さらに、来週の火曜にはみんなで東福寺の方に紅葉に出かけます。ちょいとしたオヤツもありますんでよかったら顔だしてくださいね～！

今日は太陽の陽射しがあってよかった～
こんな日が一日でも多くありますように・・・

それでは！
あっ、ドリームジャーニーで何を製作中かって？それは、教室に来て、あなたの目でぜひご覧くださいませ